マンショントラブル,中小企業の企業法務,相続などの法律相談は新宿御苑前の弁護士桑田にお任せください。

マンション問題など、お気軽にご相談ください。

ホームページを見たとお伝えください。TEL:03-6273-0012 FAX:03-6273-0013 受付時間:月~金 10:00~18:00 定休日:土曜・日曜・祝日
お問い合わせフォーム

弁護士桑田の活動日誌

2021年7月6日 火曜日

高次脳機能障害と後遺障害の等級(後編)

皆さん,こんにちは,弁護士の桑田です。
今回のテーマは,前回に引き続き,高次脳機能障害に対する後遺障害等級の申請方法です。申請先は自賠責保険会社となります。
前回も記載しましたが,加害者側の任意保険会社の方にお任せする方法と,被害者自ら請求する方法があります。
前者の方が楽なのは明らかですし,かなりの部分,この方法で行われています。
ですが,加害者側保険会社としては後遺障害が認められないほうが支払いが安くなりますので,申請の際に保険会社の意見書を付けているようです。
ですので,弁護士が代理人である場合などでは,ケースによっては被害者請求という方法を取り,加害者側の任意保険会社を介さない申請をすることがあります。
私が実際に行ったのも被害者請求でした。

後遺障害の申請は書面主義が採用されていますので,必要な書類をそろえること,その内容を充実させることが大切です。
事故証明書や通常の診断書も提出しますが,とりわけ重要なのが後遺障害診断書です。
高次脳機能障害の場合は,後遺障害診断書に付随して,神経系統の障害に関する医学的所見日常生活状況報告,その別紙としての近親者の状況説明頭部外傷後の意識障害についての所見の提出が求められます。
これは,いずれも重要ですし,その記載の内容については,医師に対して記載方法についてお願いをしたり,情報を提供することが必要です。
例えば,事故前や退院後の日常生活状況報告は医師には不可能であり,近親者が対応するしかありません。

このように適正な等級を認定してもらうには,医師に対する働きかけや適正な情報の提供など,被害者側が多大な努力をする必要があることにご注意ください。

とはいえ,一般の方に書類をそろえたり記載の内容を検討することは,かなり難しいことだと思います。
高次脳機能障害に限らず,後遺障害の申請方法に悩まれた場合には,お気軽にご相談ください。

投稿者 弁護士 桑田 英隆 | 記事URL

2021年7月6日 火曜日

高次脳機能障害と後遺障害の等級(前編)

皆さん,こんにちは,弁護士の桑田です。
今回のテーマは,交通事故高次脳機能障害を負った場合に,どのようにして後遺障害の等級が認定されるかについてです。
私はマンション関係の業務を多く扱っていますが,企業の顧問,離婚,相続なども扱っており,交通事故案件もほぼ常時,案件を担当しています。
その中でこのテーマを特に選択したのは,私が被害者の代理人をしている交通事故事件において,先日,3級3号が認定され,2000万円を超える保険金が入金されたためです。
高額の保険金の支払いを受けられましたが,その反面,等級認定の申請には多くの作業が必要であったことから,その経験をお伝えできたらということがきっかけです。

予備知識ですが,交通事故の治療を受けたけれども完全には治りきらないまま症状が固定した場合に後遺障害ということになります。
後遺障害は1級から14級に区別され,1級が一番重く,14級が最も軽度という扱いです(実際には14級でも相当な困難を伴いますが)。
後遺障害の等級は,加害者の任意保険保険会社又は被害者が自賠責保険会社に対して申請します。
等級によって支払われる保険金の金額は大きく変わりますので,いかにして適正な認定を取得するのか,ということが重要になります。

高次脳機能障害は後遺障害の一種で,交通事故などで頭部外傷を受け,記憶力や判断力の低下などの認知障害や攻撃性が多くなるなどの人格変性が生じることを言います。
骨折や失明などの身体の障害とは異なるため,認定が困難を伴うことが多いという特徴があります。

少し長くなりましたので,具体的な申請の方法については,後編に譲りたいと思います。

投稿者 弁護士 桑田 英隆 | 記事URL

2021年7月5日 月曜日

ダイヤモンドオンラインに騒音記事が掲載されました!

皆さん,こんにちは,弁護士の桑田です。
本日は,騒音について取材を受けていた記事が,ダイヤモンドオンラインに掲載されましたので,その報告をさせていただきます。

新型コロナウイルスが蔓延している状況が長く続いているため,リモートワークが推奨されるようになりました。
そうすると,単身の方や夫婦共働きの方で,これまでは平日は出勤されていた方も,自宅で過ごす機会が増えたと思います。
その結果,これまではほとんど気にしなかったマンションの上階や隣人の出す生活音などが急に気になりだすようになったという方も多いのではないでしょうか。
実際,私の事務所に騒音の相談に来られた方の中にも,以前は出勤していたので気が付かなかったが,上階の騒音が激しいことが判明したとして相談に来られた方がいました。

このように騒音問題がクローズアップされる中で,記者の方から取材を受け,騒音問題への対応を解説させていただきました。
ポイントは,証拠をどのように確保するかということと,どのような方法で解決するのがより良いのか,という点にあります。
興味を持たれた方は,以下のサイトをぜひご覧ください。

https://diamond.jp/articles/-/274283

投稿者 弁護士 桑田 英隆 | 記事URL

申し訳ございません。WEBでお伝えできる情報には限界がございます。 問い合わせバナー